格安SIMはDMM モバイルにしました(申し込み手順や設定の流れなど)
格安SIMはDMM モバイルに決めました。(7/4SIMカードが届いたので追記しました)
DMMに決めた経緯
昨日、さようならSoftBankということでSoftBankをMNP(電話番号ポータビリティ)で解約手続きをしました。「次のキャリアは格安SIMにする」と考えてのMNPだったので、次の格安SIM候補もだいたい決めていました。候補はこの3つを考えていました。
- DMM モバイル
- FREETEL SIM
- IIJmio
今回は1つ目のDMM モバイルに決めました(理由は後述します)。2つ目のFREETEL SIMは値段や従量制がかなり魅力的だったのですが、開始が7/15~ということで見送りました。3つ目のIIJmioも繰り越し制度やバースト機能などがあって魅力的でしたが、データ量が3GB~ということでDMM モバイルよりもデータ容量プランの選択肢が少ないので見送りました。
YouTubeにDMM モバイルの紹介動画がありますので、DMM モバイルに関してはこちらもご参考ください。
DMM モバイルのメリット
- 業界最安値水準(高速通信において)
- MVNEとしてIIJmioを採用 → IIJmioとほぼ同機能
- きめ細かいデータ容量プラン(0GB~20GB)
DMM モバイル自身が宣伝しているように、格安SIM業界では高速通信ができるプラン群では最安値の価格設定です(7/1時点)。格安SIMへ以降する一番の目的は「スマホ料金を下げること」だと思いますので、低価格な料金設定は一番の魅力になると思います。
(追記:当時は『業界最安値』でしたが、最近は『業界最安値水準』とややトーンダウンしています。0 SIMやFREETELの299円プランなどが理由だと思います。ただ、それでもDMM モバイルが安いのは間違いありません)
さらに、DMM モバイルはMVNEとしてIIJmioを選んでいるので、IIJmioと同様な機能が使えます。例えば、データ繰り越しやバースト機能、高速通信のオンオフなどです。IIJmioはサービスの安定性や信頼性が高いので、その点も安心材料となっています。IIJmioのMVNEについては、こちらの記事もご参考にしてください。
それに加えてデータ量のプランが0GB~20GBまでの10種類と豊富です。データ通信専用SIMのライトプラン(0GB)と1GBは、500円以下のワンコインで利用できる格安SIMの中でもさらに格安なプランとなっています。また、10GB、15GB、20GBといった大容量のプランまでと幅広く取り揃えているのもDMM モバイルの特徴の1つとなっています。
DMM モバイルのデメリット
- ネット販売のみ
- DMMにエロいイメージ
- 2次キャリア(MVNEにIIJmio)
ネット販売のみというのは、DMM モバイルの欠点ですね。特にはじめての人や初心者の人には「どこで買えばいいか?」「何を選んでいいか?」がわからない状況だと思います。そんな人たちがネット販売でスマホキャリアを変更するのはかなりリスクやしきいが高いと思います。大手MVNOのいくつかは店舗販売もありますが、対面で相談できる/できないは大きなメリット/デメリットだと思います。
また、DMMにあまりクリーンなイメージがないことでしょうか(個人的にエ〇サイトにはお世話になってます)。みんなが集まって話をしているときに
A 「俺、docomo」
B 「自分はSoftBank使ってるよ」
A 「C君はどこ?」
C 「DMM」
A 「・・・」
B 「・・・」
こんな感じで若干恥ずかしい思いをするかもしれないですね。気にしない人には問題ない点ですが、イメージを気にする人にはマイナスポイントだと思います。
3つ目の2次キャリアというのは、DMM moibleがIIJmioのMVNEで技術サポートを受けている点です。格安SIM(MVNO)はもともと大手キャリア(docomoまたはau)の通信回線をレンタルしています。IIJmioはdocomo回線をレンタルする1次キャリアですが、DMM モバイルはそのIIJmioの通信回線をさらにレンタルする2次キャリアです。IIJmioは自分で通信回線をある程度コントロールしたり、バースト機能などの新しい機能を最初に実装できますが、DMM モバイルはIIJmio頼みになってしまうので、どうしてもサービス展開が2番手となってしまいます。
簡単にDMM モバイルのメリット/デメリットを挙げましたが、管理人はメリットの方が大きいと判断してDMM モバイルに決めました。
DMM モバイルの手続きの流れ
手続きの流れは上の図の流れになります。
- 申し込み
- SIMカード送付
- 端末の設定(APNの設定)
- ご利用開始
申込み
Webからの申し込みになりますので、まずはDMM モバイルの公式サイトへ行きます。
まずは手続きを進めるあたって上の図の3つとプラン(データ容量)を決めておく必要があります。
- 音声通話
- 端末本体
- お乗り換え(MNP)
- プラン(データ容量)
音声通話
090や080といった電話番号の通話をしたいときは音声通話付SIMを利用します(後述のMNPの時も含みます)。2台目スマホやタブレットなどのデータ通信のみでいい場合は、データ専用SIMの方を選択します(音声通話を利用しない)。
音声通話SIMはデータ通信専用のSIMよりも+700円ほど月額料金が高くなります。また、DMM moibleの音声通話SIMは、最低利用期間が12か月あります(もしそれ以前に解約すると解約手数料として9,000円が発生します)。DMM モバイル以外の格安SIMも、通話SIMは期間や手数料は違いますが最低利用期間が存在します。
音声通話なし(データSIM)の場合には、最低利用期間はありませんのでいつでも解約可能です。
端末本体
すでにdocomo製の端末やSIMフリースマホなどの格安SIMで利用できるスマホを持っていれば大丈夫ですが、格安SIMで使える端末がなければSIMカードと合わせて端末も購入します。例えば、auやSoftBankなどのSIMロックのかかったスマホで格安SIMに利用できない端末の場合や、新しい端末を購入するときがこれに該当します。
自分の持っている端末がDMM モバイルで使えるかどうかがわからないときは、次ので確認してみてください。
格安SIMと合わせて端末をセット購入すると、24か月の分割購入ができます。3万円くらいの格安スマホなら月々1,000~2,000円の端末料金と月額料金2,000円くらいの料金で新しいスマホが使えるようになります。
もし、すでに格安SIMで使える端末を持っている場合は、SIMカードの大きさをチェックしておいてください。SIMカードは大きさによって、標準SIM、microSIM、nanoSIMの3種類があります。
お乗り換え(MNP)
docomoやSoftBankからの乗り換えの場合には、MNP(電話番号ポータビリティ)の仕組みを利用します。MNPを利用すれば、格安SIMへ移行しても今までと同じ電話番号をそのまま利用できます。
MNPする場合は、事前に今契約しているキャリアであらかじめMNP予約番号を発行してもらう必要があります。SoftBankだった管理人の場合は、電話でMNP手続きをしてMNP予約番号を発行してもらいました(→ MNP手続きの記事)。
プラン(データ容量)
DMM モバイルには1か月の通信量に応じて、ライト(0GB)~20GBまでの10段階のプランがあります。格安SIMユーザーの半数は3GBあれば大丈夫と言われていますが、自分の使い方に合わせてデータ容量を選択します。
データ容量の選びかたや普段自分が使っている通信量のチェックのやり方については、次の記事を参考にしてください。
申し込み時の注意点
申し込む前の確認事項として、上の図のDMM モバイルでできること・できないことを一度確認しておきましょう。キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)と月々無料通話はできなくなる点に注意します。上記以外にも格安SIMとdocomoなどの大手キャリアとの違いを次の記事で紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。
また、申し込み時には次のものが必要になりますので、あらかじめ準備しておきます。
- クレジットカード
- 身分証明書(免許書など) (※通話SIMのときのみ)
- MNP予約番号(MNPするとき)
支払いはクレジットカードが基本となりますので、申し込み時にはクレジットカードを用意しておきます。さらに、音声通話付SIMの場合は、身分証明書(免許書や健康保険所など)の提示が必要になります。MNPの場合はMNP予約番号も準備しておきましょう。
申し込み画面
さきほどの話を踏まえた上で「新規お申込みはこちら」ボタンをクリックして申し込みページへ行きます。
左上の画面になりますので、順番に必要事項をクリックor入力していきます。右上の画面ではプランやSIMカードの大きさを決めます。
入力を進めて確認画面まで進めば、内容に間違いがないか確認します。問題が無ければ「お申し込みを完了する」で申し込みが完了です。音声通話付SIMの場合は、本人確認のために身分証明書の提示が必要になります。本人確認は運転免許証や健康保険証の写真をスマホやPCから送信すればOKです。
SIMカード送付
申し込みをしたのが7/1の夜でした。そしてSIMカードが届いたのが7/4の午前中でした。申し込んでから3日でSIMカードが届いたことになります。同梱物は非常にシンプルで次のようなものでした。
- SIMカード
- お届け明細書
- はじめてご利用カード
『はじめてご利用カード』はAPNの設定に関する内容が記載されているだけのシンプルな1枚の紙でした。逆に言うと、APNが設定できれば簡単に利用できるようになっています。
SIMカードはiPhone5s用にnanoSIMサイズのSIMを購入しました。見ての通りDMM モバイルはdocomo回線を利用しているので、SIMカードにdocomo表記があるのがわかると思います。
管理人の場合はSoftBankのiPhone5sを使っていたので、SIMロックがかかっていて使えるようになるまで大変でした。その話は長くなるので、別の記事にまとめています(SoftBank版iPhone5sをDMM モバイルで使ってみました(圏外病との戦い))。
SIMカードが届いたので、もともとのSIMカードを取り出して、新しく届いたSIMカードを端末にセットします。写真のSIMカードは左はDMM モバイル、右は取り出したもともとのキャリア(SoftBank)のSIMカードです。DMM モバイルのSIMカードが端末にセットできれば、次は端末の設定に移ります。
SIMカードを入れ替える時に1つ注意があります。それは、SIMカードを取り出す時に小さな金具が必要になることです。写真はSIMカードを取り出す専用の金具ですが、なければクリップや安全ピンを使ってSIMカードを取り出します(注意: SIMカードを取り出す金具は付属していません)。 スマホを傷つけてしまったり、SIMカードのトレイを壊してしまう可能性もありますので、安全に取り出したいときはAmazonなどで専用の取り出し金具を購入してもいいかもしれません。
追記
この記事の当時のDMM モバイルは、MNPの即日開通に対応していませんでした。2016年2月からMNPでも即日開通できるようになっています。
即日開通の場合には、端末にSIMカードを入れる前に、DMM モバイルのマイページから『電話番号の切り替えのお申込み』手続きが必要になります。2,3時間で切り替えが終わりますので、切り替わりの完了を確認してからSIMカードを端末に挿入して、次の端末設定に進みます。
端末の設定(APNの設定)
端末の設置ですが、ここではAPN(Access Point Name)の設定をすることになります。左はiPhoneのAPN設定画面、右はAndroidのAPN設定画面です。
APNを設定することで格安SIMのアクセスポイントが有効となって、端末がネットに接続できるようになります。
iPhoneはアプリをインストールすることで、Androidは設定から必要事項を入力していくことでAPNの設定が完了します。初心者は「APNの設定」というと難しく聞こえてしまいますが、2,3分でできるとても簡単な手順で設定できます。
iPhone/Androidの詳しいAPNの設定方法は、次のDMM モバイルのページを参照してください。
ご利用開始
APNの設定が完了するとネットに接続してみましょう。メールを送受信できたり、ブラウザでネットを見ることができれば手続き完了です。上は管理人のiPhoneですが、左上に「docomo」と出ていて、docomo回線と接続できているのが確認できると思います。
以上が、申し込み~利用開始するまでの一連の流れとなります。
DMM モバイルにしてからの今後
今後はDMM モバイルの格安SIMでスマホを運用していくことになります。スマホを運用するにあたって次の2つのアプリがおすすめです。
- DMM モバイルツールアプリ
- DMMトーク
どちらもiPhone/Androidに対応する無料アプリです。それぞれ簡単に紹介します。
DMM モバイルツールアプリ
DMM モバイルツールアプリは、DMM モバイルの運用状況が確認できるアプリです。
DMM モバイルツールアプリの特徴
- 高速データ通信の残量がグラフでわかる
- 高速データ通信のON/OFFができる
- 請求内容が確認できる
- 追加で高速データをチャージ購入できる
- 残データ量が20%以下になるとメール通知
特にうれしいのが、1,2だと思います。現在のデータ使用量がグラフでわかるので、プランに合わせてデータ量の調整がしやすくなります。
高速データ通信のON/OFF機能は、高速通信が不要な時はOFFにすることでデータ量の節約ができます。DMM モバイルはバースト機能が付いていますので、高速通信がOFFになっていても大きなストレスなくネット通信ができます。ちなみに、高速通信OFF状態でもLineの音声通話やradikoなどは普通に使うことができました。
他の機能もとても便利なので、とてもおすすめできるアプリです。
DMMトーク
DMMトークは通話料金を半額にするアプリです。格安SIMは通常20円/30秒という割高な通話料金ですが、DMMトークを使って通話をすると、半額の10円/30秒という料金で通話ができます。
DMM トークの特徴
- 通話料金が50% OFF
- 通話品質がいい
- 電話番号はそのまま
連絡先や番号の通知などはそのまま使えるので、DMM モバイルで通話をするときには大活躍するアプリだと思います。
DMM トークの詳しい内容については、次の記事を参考にしてください。
DMM モバイルのアプリとしてDMM モバイルツールアプリとDMMトークの2つを紹介しました。それ以外にもWi-Fi環境などをうまく利用して、格安SIMで快適なスマホライフを楽しみましょう。
おわりに
参考に、管理人の通信速度を載せておきます。左が高速通信モード時、右が低速通信モード時です。データの計測にはSpeedtest.pro Speed Test & WiFi Finderというアプリを使っています。
測定したのは7/5(日) 11:00頃になります。高速通信モードでは10Mbpsの速度が出ていますので、実用上はまずまず問題ない通信速度だと思います。
低速モードは130kbpsくらいになっています。DMM モバイルは高速バースト機能があるので、低速モードでもちょっとしたWebブラウザ程度であればそれほどストレスなく使うことができました。
個人的には高速通信モードは常時OFFにして、低速モードをメインとして使っていきたいと考えています。
SoftBank 7,500円からDMM モバイルの1,500円以下に
DMM モバイルの回し者ではありませんが、今回の格安SIMの乗り換えはとても満足しています。SoftBank時代は7,500円近くかかっていたスマホ代が、今回のDMM modileの格安SIMへの乗り換えで1,260円となりました。毎月6,000円以上(年間だと7万円以上!!)も安くiPhone5sがそのまま使えるのはとても驚きました。
仕事などで通話を頻繁にする人には格安SIMをおすすめしにくいですが、それ以外の人でスマホ料金を安くしたい人には、格安SIMはとてもおすすめできるものだと思います。なかでも、管理人の選んだDMM モバイルは安いだけでなく、MVNEに信頼性の高いIIJmioを利用していますので、格安SIMの中でも特におすすめできると考えています。
これからも引き続きDMM モバイルの使用状況を残していきたいと思います。
追記
1年間DMM モバイルを使ったときの記事が次になります。
SoftBankとDMM モバイルを比較して、1年間で68,000円も安くすませることができました。
DMM モバイル
『業界最安値水準』を掲げる格安SIM。安さならここに決まりです!
月額料金 |
データSIM440円~ 通話SIM1140円~ |
---|---|
データ容量 | 0GB・1GB・2GB・3GB・5GB・7GB・8GB・10GB・15GB・20GB |
回線 | docomo |
- 初心者
安心 - 店舗販売
- 通話半額
- 自宅で
即日開通 - データ
繰り越し - 高速通信
ON/OFF - 通信制限
なし - シェア
プラン - WiFi
スポット - 使い放題
- 容量追加
- ポイント
サービス - 5分かけ放題
DMM モバイルのここがおすすめポイント
- 『業界最安値水準』がいちばんのポイント! 安さにこだわりたい人におすすめです。
- IIJmioのもとで回線提供されているので、サービスや機能も高水準です。
- 通話半額のDMMトークや専用アプリなども充実しています。
DMM モバイルのユーザー評価やレビュー
料金5.0
通信4.3
通話4.5
サポート3.7
満足度4.7

DMM mobile 女性 40代
料金5
通信5
通話5
サポート5
満足度5
docomoの電波を使用して繋がりやすいと聞いていましたが、半信半疑でした。しかし、実際にソフトバンクのスマホと同時に持ち歩きましたが、断然docomoの方が電波バッチリでした。今まで電波状況が悪い場所も繋がり、音声もクリア、料金も安く、現在の使用状況や、金額もネットで見れるので安心、DMMでは、使用料金の10%分がポイントとして戻るので、本やDVD、レンタルなど好きな商品が買えるので更にお得なので、格安SIMは大満足です。

DMM mobile 女性 40代
料金5
通信5
通話4
サポート3
満足度5
格安SIMに変えて良かった事は、何といっても毎月の料金がぐんと下がった事。キャリアで契約していた時は月7000円程度を払っていたが、現在は毎月1500円程度(通話料が別途加算なのでその分の変動あり)で済んでいる。通信料は毎月必ず掛かるものだから、安ければ安い程良い。また、通信速度も心配していた程遅くなく、混む時間帯に若干感じる程度。通話音質も問題なし。田舎に旅行に行った時も電波が入るので問題なし。ただ、サポートがキャリア程手厚くない為、分からない事を自分で調べて対処出来ない人は不便さを感じるかも。