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4,000万回線へ、最近のMVNOとユーザーの状況

いろいろなグラフ

最近のMVNOの契約数やシェア、ユーザーの利用状況を紹介します。

MVNOの回線契約状況

MM総研が『国内MVNO市場規模の推移』に関してレポートを発表しました。

レポートでは次の点がグラフにまとめられています。

  • MVNOの回線契約数の実績
  • 格安SIMの推移と予測

MVNO全体としては、去年の2014年9月と比較して今年の2015年9月時点で3,642万回線の契約数となり、88.9%の増加となっています。

MVNOの回線契約数の推移

回線種別契約数の実績

上のグラフは半年ごとのMVNOの回線契約数の推移を表していて、右肩上がりで増加しているのがわかります。グラフの各項目は次を表しています。

  • PHS : PHS
  • BWA : WiMAXおよびAXGP(4G)
  • 携帯電話 : 3G/LTE

この中でも大きく数字が伸びているのがBWAで、au系のWiMAX2+やSoftBank系のWireless City Plannningの契約数が貢献していると紹介されています。

また、『格安SIM』と呼ばれる分野は上記の『携帯電話』に含まれ、次項のような増加推移となっています。

格安SIMの回線契約数の推移

独自サービス型SIMの市場規模

格安SIMの回線契約数の半年ごとの推移が上のグラフです。昨年2014年9月の230.5万回線と比較すると今年2015年9月時点で405.8万回線(76.1%)の増加となっています。

MM総研のレポートでは格安SIMが増加した要因として次の2点を挙げています。

  1. SIMフリー端末の増加
  2. 販売チャネルの拡大

2014年以前は、格安スマホと言われるような海外製の格安なローエンドのスマホが主流でしたが、2015年に入ってからは富士通やシャープなどの国内メーカーやASUSやファーウェイのミドルクラスの端末などが発売されて人気となりました。

また、ヨドバシカメラやビックカメラをはじめとした家電量販店や、イオンなどを含めた店舗販売も格安SIMの契約数が伸びた要因となりました。

さらに、CMや広告、メディアへの取り上げによる露出が増加したことも回線数が伸びた要因となりそうです。

ただ、先ほど紹介したMVNO全体(3,642万回線)から見ると10%強と、まだまだ格安SIMが占める回線は少ない状況です。これはMVNO全体にはMNO(docomoやauなど含む)でもあるMVNOを含んだ数字となっているためで(ネット回線付のPCや家電なども対象など)、まだまだ増加の余地はありそうです。

格安SIMの回線数推移の予測

MM総研では、格安SIMの今後の回線契約数の推移を上のように予測しています。2016年3月で510万回線、2017年3月で770万回線と右肩上がりの増加を予測しています。

レポートではIoT(Internet of Things)の分野での法人需要が高まり、今後も個人・法人ともに引き続き成長すると紹介しています。

格安SIMのシェア

格安SIMのシェア

格安SIMのシェア状況です。2015年9月のシェアとしては次のような順番となっています。

  1. NTT コミュニケーションズ(OCNモバイルONE )
  2. インターネットイニシアティブ(IIJmio)
  3. U-NEXT(U-mobile)
  4. ビッグローブ(BIGLOBE SIM)

半年前の2015年3月と比較すると、U-mobileを展開するU-NEXTがシェアを上げて3位に入っています。

いろいろな格安SIMやサービスが出てくる格安SIM業界ですが、1位のOCN モバイル ONEと2位のIIJmioで4割近くを占める状況は変わっていない状況です。

OCN モバイル ONE

格安SIMの最大手。NTTグループだからこその安心感です!

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IIJmio

格安SIMならIIJmio! 高い技術と実績でユーザーの満足度が高い格安SIMです。

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2016年6月の格安SIMシェア(追記)

2016年6月の新しい格安SIMのシェアを記事にまとめました。今回のOCN モバイル ONEとIIJmioに加え、楽天モバイルがシェアを急増させています。

ユーザーの利用状況

今度はMMD研究所が調査した、ユーザーの利用状況について紹介します。

特に、この記事の中で

  • 一ヶ月の平均データ通信使用量
  • 端末価格

上記の2つをピックアップして紹介したいと思います。

一ヶ月の平均データ通信使用量

一ヶ月の平均データ通信使用量

上のデータは『一ヶ月の平均データ通信使用量』を表しています。大手キャリアと格安SIMユーザーに若干の違いはありますが、似たような傾向になっています。

一般に、『ユーザーの半数は3GBで足りる』と言われていますが、上のデータを見てもそれがわかります。格安SIM各社の3GBが標準プランとなっているように、「データ使用量がわからない」や「とりあえず始めてみたい」というユーザーはまずは3GBを基準にするといいと思います。

また、上のデータで特徴的なのは「キャリアユーザーでデータ通信使用量が『分からない』と回答したのが21.5%」と多いことです。格安SIMの場合は、自分でデータ量に応じたプランと契約するのでデータ使用量を把握していることが多いのですが、「キャリアユーザーはデータ量をあまり気にしていない」ということを表しています。

スマートフォン端末の価格

スマートフォンの端末価格

購入したスマートフォン端末の価格を表したのが上のグラフです。格安SIMでは半数近くが1万円~5万円までのミドルクラスのスマホを購入しているのがわかります(特に多いのが1万円~3万円)。上の方でも紹介しましたが、2015年になってからはミドルクラスのSIMフリー端末がいろいろと登場しましたので、その影響も考えられそうです。

『スマホ料金を安くする』ために格安SIMを利用するユーザーが多いので、スマホ端末自体も安く済ませたいユーザーが多いのがみてとれます。

また、キャリアの場合はいろいろな割り引きサービスとの併用もあって、実際の購入価格と考えるのは難しいかもしれません(「iPhoneが実質0円」など)。

おわりに

2015年もそろそろ終わりということで、最近のMVNOの回線契約数の状況やユーザーの利用状況を簡単に紹介しました。

特に、2014年後半から格安SIMへ参入する業者が増え、2015年にはSIMフリーの端末もいろいろと出揃いだして、格安SIMでも十分便利にスマホが使える環境が整いつつあります。

最近は政府が介入してスマホ料金や仕組みなどの見直しをする動きがあります。2016年にはこのあたりが具体的な施策として出てきて、その1つの軸として格安SIMが入ってくると思われます。

これからも引き続き、格安SIMによりよいサービスや仕組みが出てくることを期待したいと思います。

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