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格安SIMの通信速度調査2016年度版(上位10社の格安SIM)

いろいろなグラフ

格安SIMの2016年度版の通信速度調査データのご紹介です。

2016年度版の格安SIMの通信速度調査データ

MMD研究所から『2016年4月格安SIMサービス通信速度調査』として、格安SIMの通信速度に関するデータが公表されました。

調査では格安SIMのシェア上位10社の通信速度についてデータがとられています。ちなみに、MMD研究所がシェア上位10社として取り上げたのは次の格安SIMです。

  1. OCN モバイル ONE
  2. 楽天モバイル
  3. IIJmio
  4. BIGLOBE SIM
  5. mineo
  6. DMM モバイル
  7. NifMo
  8. FREETEL SIM
  9. UQ mobile
  10. U-mobile

調査によっては若干順位が異なりますが、概ねよく使われている格安SIMが挙がっているのではないでしょうか。それでは、次の項から実際の通信速度に関するデータを紹介したいと思います。

主要5都市の通信速度データ

主要5都市の通信速度データ

上のデータは全国の主要5都市(東京、大阪、名古屋、福岡、札幌)の主要駅で12~13時と15~16時に通信速度を調べたデータです。

図の説明ですが、横軸に格安SIMが並んでいて、縦軸が通信速度です。各格安SIMのそれぞれ最大値・最小値がひげで表されていて、75%と25%値が箱の上下で表されています。また、中央が白い線となっています。

図の簡単な解釈は次のように理解するとわかりやすいです。

  • ひげが長いほど通信速度のばらつきが大きい
  • 箱(オレンジ色)が小さいほど通信速度が安定している
  • 白線が高いほど普段の通信速度が早い

若干語弊もあるかもしれませんが、図を理解するには上の解釈で見てもらえると各社の通信速度のイメージがしやすくなります。

個人的な見解ですが、ひげについてはあまり重要視する必要はなく、1番見ておきたいのは中央値(図の白い線)だと思います。というのは、普段スマホでデータ通信を利用する場合に体感する通信速度というのは、データの中央値に近い通信速度になるからです。

[中央値について]

データ集計では平均値がよく利用されています。ところが、平均値は突出した高い値があるデータでは、実態を反映していないと言われています。
例えば、収入調査などは平均値よりも中央値の方が実態・実感に近いとされています。

ちなみに、中央値とはすべてのデータを上から順に並べてたときにちょうど真ん中に位置するデータのことをといいます。

データから言えること

通信速度の数値データ

まず体感の通信速度といえる中央値が高い格安SIMは、上から

順位 格安SIM 通信速度の中央値(Mbps)
1 FREETEL SIM 13.9
2 UQ mobile 8.2
3 楽天モバイル 7.4
4 mineo(au) 4.3
5 NifMo 3.9
6 mineo(docomo) 2.4
7 IIJmio 2.2
7 DMM モバイル 2.2
9 OCN モバイル ONE 1.7
10 BIGLOBE SIM 1.3
11 U-mobile 1.0

の順となっています。

トップはFREETEL SIMで13.9Mbpsと、かなり良い数値です。これほどの通信速度なら大手キャリアとそれほど変わらない通信環境と言えそうです。11位はU-mobileの1.0Mbpsですが、1Mbps程度の速度が出ていればYouTubeの動画視聴やネットサーフィンもほとんどストレスなく使える通信速度です。通常使う場合なら、一番悪いU-mobileでも合格点と言えそうです。

ただ、ここで注意しておきたいポイントが2つあります。

  1. 都市によってばらつきがある → 地域差がある
  2. 最悪時の通信速度もチェックしておきたい

都市によってばらつきがある

数値データを見るとわかるように、測定した都市によってもかなりばらつきがあります。上のデータがいいからといって、自分の地域でも通信速度が速くなるかはわかりません。また、例えばOCNモバイルONEの東京の平均速度データは5.4Mbpsですが、だからといって東京すべてで同じような通信速度となるわけでもありません。

あくまでも、上で紹介されている通信速度のデータは参考程度と考えるのがいいと思います。

最悪時の通信速度

普段に使う体感する通信速度としては、上で紹介した中央値(グラフの白い線)で問題ありません。ただ、通信速度も時間帯などの状況によっても左右されますので、その点も注意しておきたいところです。

特にチェックしておきたいのが最小値と25%値の通信速度が悪い時のデータです。一般に、格安SIMは大手キャリアと比較すると通信速度が低い傾向があります。特に混雑時(12~13時)には「通信速度が低くてストレスになる」という話が出てきます。

今回の調査は混雑時にあたる12~13時のデータも入っていますので、その点でとても有益な情報です。

人によって意見の分かれるところですが、0.5~0.7Mbps(500~700kbps)を下回るとYouTubeなどの動画が途切れたり、ネットサーフィンで体感できるレベルの通信速度低下があると言われています。仮に0.5Mbpsを基準に考えると、最小値の通信速度でクリアしている格安SIMは次の4つです。

  • 楽天モバイル
  • mineo(docomo)
  • FREETEL SIM
  • UQ mobile

上記以外の格安SIMについては、通信状況が混雑する時間帯は、データ通信でストレスを感じる場面が出てくるかもしれません。

ただし、都市のところで触れたように、上記はあくまで参考データなので、実際に自分が使う地域や時間帯でも上と同じような結果になるとは限りません。新しく格安SIMを購入するときや、別の格安SIMへ移行するときなど、格安SIM選びの指標の1つにとどめる程度がいいと思います。

時間別の通信速度データ

時間別の通信速度データ

時間別の通信速度の数値データ

今回のMMD研究所の調査データでは、朝、昼、夕方時点の通信速度の調査データも紹介しています。データは東京恵比寿で測定されたものですが、各格安SIMの時間帯ごとの通信速度についてまとめられています。

ここでは各細かいデータについて触れませんが、時間帯によっても通信速度にかなりのばらつきがあることがわかります。特にチェックしておきたいのは昼(12~13時)の一番混雑しやすい時間帯です。仕事休憩が一番重なりやすい時間帯で、スマホをみんなが一斉に利用するので回線が混雑してしまいます。逆に、この時間帯以外はそこまでストレスになるような通信速度の低下は見られませんので、「昼の通信速度」が1番のチェックポイントです。

ここも中央値にあたる白い線を見て行くと、先ほどの調査データと似た傾向が見てとれますね。

おわりに

MMD研究所が調査した2016年度の格安SIMの通信速度データを紹介しました。

格安SIMは「通信速度が遅い」というのが1つの欠点とされています。実際に、混雑時間で大手キャリアと比較すると、体感でわかるほど通信が遅くなる場合もあります。今回紹介した調査データでも、最悪時のデータ速度しか出ない場合はストレスを感じるユーザーもいるかもしれません。反対に、使い方によってはまったく気にならないユーザーもいるかもしれません。

通信速度に関する満足度はユーザーの使い方や生活時間帯、住んでいる地域によってもかなりのばらつきがあります。今回紹介した通信データも絶対ではありませんので、自分が格安SIMを選ぶ1つの参考情報として見ていただければと思います。

また、今回のデータは上の記事のようになりましたが、ある一瞬のタイミングを切り取っただけにすぎません。今回だけのデータではなく、昨年のデータや定期的なデータとを比較することで、はじめて各格安SIMの通信速度に対する取り組み方が見えてきます。「じゃあ前のデータはどうなってるの?」そんな方に向けておまけ記事として半年前のデータを付けておきます。

今回はFREETEL SIMやUQ mobile、楽天モバイルがよかったですが、半年前はどうなっているでしょうか。知りたい方はここから下のおまけ記事をご参照ください。

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ここから下は参考情報です。興味のある方だけ読んでいただければと思います。

半年前の2015年のデータと比べてみると

この記事のおまけとして、半年前の2015年の秋ごろの通信速度に関するデータを紹介します。

MMD研究所データ1

半年前のデータでは、今回のシェア上位10社といくつか入れ替わっているので完全な比較はできませんが、2015年の秋ごろの通信速度の順位は次のようになっています。

順位 格安SIM 通信速度の中央値(Mbps)
1 DMM モバイル 14.5
2 IIJmio 14.4
3 mineo 14.1
4 BIGLOBE SIM 13.8
5 NifMo 13.2
6 OCN モバイル ONE 11.1
7 楽天モバイル 6.6
8 b-mobile 5.6
9 U-mobile 3.6
10 ぷららモバイル 1.6

半年前の調査が今回と違うところは、

  • 測定が東京都の山手線のデータ
  • 測定時間が14~18時

となっていて、東京都限定だったり、ピークとなる12~13時がないところです(混雑する時間帯)。今回と条件が違うところもあるので完全な比較はできませんが、得られた情報で簡単に比べてみます。

今回(2016年春)と前回(2015年秋)のデータ比較

今回の2016年春のデータと比較すると、半年でシェアが入れ替わっていたり、通信速度の結果もかなり変化があります。特に、今回上位だったFREETEL SIMやUQ mobileはデータ自身がなかったり、楽天モバイルは今回上位なのに前回は逆に下位の方だったりします。

この結果でわかっていただけると思いますが、通信速度のデータは時期によってもかなりばらつきがあるということです。1つのデータだけでの過信は禁物で、キャンペーンやCM効果で急に加入者が増えて通信速度が遅くなったり、逆に回線を増強して通信速度が向上することもあります。そういうことも豆知識として知っておくといいかもしれませんね。

そんな中でも、今回(2016年春)と前回(2015年秋)で通信速度が上位だったのが次の格安SIMです。

  • mineo(au)
  • NifMo

上の2つの格安SIMが今回、前回と2回の通信速度調査でいい結果となっています。「どうしても通信速度にこだわりたい」というユーザーは参考にしていただければと思います。もちろん、今回好調だったFREETEL SIMや楽天モバイル、UQ mobileも検討候補になると思いますので、そのあたりは個人のご判断にお任せしたいと思います。

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